5月にHPを拝見、念願かなって本日初参加。
ご縁あり、事務局長さんとの10年ぶりの再会を喜ぶも、つかの間。
「荷物は中において・・・さっそく手洗ってきて~」
梅雨真っ盛り、普段よりも蒸っとするなか始まったおにぎり作り。
どうやら時間との勝負らしい。梅干の種を剥きながら、自己紹介が始まる。
でも決して殺伐とした雰囲気にはならないのが、ひとさじの会の魅力。
初参加とは思えないほど居心地がいい!
この感覚は、活動しているメンバーによるもの?それともお寺という場所からくるもの?
量産されるおにぎりも、モノ扱いされることなく、でき上がった順に仏前に並べられる。
参加者全員で、仏さまとおにぎりを目前に「夜回り前の法要」を行い、いざ出発。
商店街へ向かう途中、小学生の頃、父に言われた言葉を思い出す。
「仏さまにお供えしたお仏飯をいただくことは、仏さまとご縁を結ぶことでもあるんだよ」
おにぎりを通じて、仏さまとのご縁を路上生活者の方に結んでいただけたら・・・。自然と気合が入りなおす。
「Aさんは、いつもこの時間に○○の壁際にいるんだよ~」
「Bさん、前は○○を歩いていたのに、最近元気なくなってきちゃって・・・。ずっとあそこに寄りかかってる」
会のメンバーは驚くほど路上生活者の方を知っている。そして、自分たちにできること以上に、できないことをわきまえている。
おじさんたちにきっちり時間通りにおにぎりを届けることが、今自分たちにできる精一杯のこと。
だから、おにぎりを作るときから時間の勝負だったんだ!と、納得がいく。
たった10分の遅れが、Aさん、Bさんにおにぎりを渡しそびれることにつながってしまうから。
普段は時間にルーズになりがちな自分・・・。
これからの活動ではもっと時間を大切にしなければ!
路上生活者のみなさまと、ひとつでも多くのご縁を結べますように。合掌