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参加者の声(ボランティア)  ·  2012/12/17

◇ひとさじの夜(文:キーコ)

おにぎりを握ること、手を握ること
おにぎりを握ること、手を握ること

 

寒さも日に日に増す東京。

 

東北は大雪になっているところもちらほら。

 

路上生活者の支援をしている「ひとさじの会」の炊き出しに参加してきました。

 

この寒空で、彷徨いながら眠っているおじさんたちにおにぎりを配りに行って参りました。

 

縁あって、この活動に参加させていただくことになり、貴重な体験となりました。

 

この会の発起人である吉水事務局長の下、約10名でふた手に別れ、浅草寺からアーケードへ。おにぎりの他にカイロや飴ちゃん、お薬や、軍手、マスクなど。

 

途中、町会のパトロールなる団体に遭遇。アーケードの見廻りで「ここに居座ってもらっちゃ困る」と。

 

街の行政や役所のことも詳しくないのに、偉そうにおじさんたちを除け者にする彼らに憤りを覚えた。「排除だ」の声に耳を疑った。

 

おじさんたちは気さくで、おにぎりを渡すと「ありがとう。」と。「あとカイロも!」「もう一個おにぎりほしいなあ(笑」と愉快さもある。

 

社会生活からやんごとなき事情により投げ出されてしまった人

家族と別離して、病気を患っている人

流れ流れていまこの状況にある人

皆それぞれの理由があって、いまここに居る

 

幼い頃。父が「家のない人だっているんだ。私たちはありがたい環境に居るんだよ」とはよく言っていた。

 

父はホームレスの人にたまに食べ物を買ってあげていた。

 

長年交流(これもご縁でしょう)のあったホームレスのおじさんが亡くなったと父が突然言ったのだ。

 

父の話にたまに登場するそのおじさんの近況を聞くのが、いつしか楽しみになっていたわたしは、とても淋しく、悲しい気持ちになった。

 

人は、どんなご縁でも、繋がっているように思う

 

ただその一瞬しか会えなくとも

「ひとさじの会」に参加して、どんな状況下でも人は対等であることだと痛感した。

 

どこかで蔑んだり、卑しいと感じれば、人は隔たってしまう

暗に格付けのようなものが生じ、それが暗黙の了解のようにふわふわと浮かんでしまう

 

なんて悲しいんだろう

なんて惨いことだろう

なんて苦しいのだろう

悲観は何も生み出さない

 

考えるよりも、手を差し伸べて一緒に考えようとする事務局長の姿を見て、とても感銘を受けました。

 

手を握ること、それがおにぎりの証なのかな、と

素敵な会に参加できて、とても嬉しいと実感した夜でした。

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任意団体

社会慈業委員会

ひとさじの会

〒111-0022

東京都台東区清川1-8-11

光照院内

E-mail: 

hitosajinokai@gmail.com


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