あるご縁で、ひとさじの会代表の吉水上人とお知り合いになることができ、ひとさじの会の炊き出しの話を聞きました。
普段、還暦になる私は家族が無く、親戚が無く、友達もいなく、誰とも話をせずに暮らしています。
当然、愛情を注ぐ人も無いので、少しでも人のお役に立てたらと思い今回炊き出しに参加させていただきました。
まず最初に驚いたのは、お米の量の多さです。大きなおにぎりを200個くらいでしょうか作ります。
そして何班化に分かれて、ホームレスの方たちのお渡ししてきました。
そこで感じたことですが、皆さん朝早く起きて空き缶を集め、少ないお金に換えて生活費にされています。
それで、夜9時10時になると、寝ていらっしゃる方が多かったのですが、お声掛けすると嫌な顔もせずに起きてきていただいて、おにぎりを受け取ってくれます。これがうれしかったです。
そして、非常に過酷な環境で一人で生活されているのに、実に穏やかにお話をされます。これには、私は教えられた気がしました。
ホームレスの方は、本当に、みんなと同じ人間です。仕事を失うとか、病気になたとか、離婚したとか、色々な理由でホームレスの生活になってしまいます。
この方たちも、私たちと同じく、幸せになりたくて必死に生きていると思います。
今の世の中では、福祉生活の網から漏れてしまう方がたくさんいます。社会福祉と社会福祉予算を考え直してもらいたいと思います。
最後に、炊き出しに参加されている皆さんも本当にやさしい方たちで、世の中にはこのような暖かい場もあるのだと思いました。
貴重な経験をさせていただき、ありがとうございます。