春の嵐 桜花散る中 手から手に
おむすびわたし 拝まんこころ
本日は初めてひとさじの会のボランティアで
浅草の路上で生活するおじさんたちにおむすびをつくって
届けてまいりました。
15時から3升炊きの御釜で7釜分のお米を炊き、みんなで
手際よく、ひとつが300g程度になるおむすびをつくりました。
私はしゃもじでごはんを掬って、秤にかけて一発OK!となると
やたら嬉しくなりました(笑)
おむすびを準備し終えたらお念仏とお経をみんなで一緒に
お唱えしてからの出発。
春の嵐の中、大体20時過ぎから配り始めて、22時くらいに
終わりました。
私が担当した隅田川沿い、隅田公園や桜橋付近は満潮時で
水面がすぐそこというぐらい波波と上がっていました。
そうした場所にいるおじさんたち一人ひとりに
「ひとさじの会です。おむすびをお届けにきました」
と声をかけると、顔を出して「ありがとう」という
言葉と共に、大事そうにおむすびを手にとってくれました。
手から手におむすびを渡す瞬間、なんともいえない想いを感じました。
あえて言葉にするのなら「拝みたい」というような想いでした。
日頃、誰かがごはんをつくってくれた時に、例えば
かつて親がおむすびを結んでくれた時に、こんな風に
深く感謝をして受け取っただろうかと振り返ります。
ごはんを、受け取るときの、感謝の気持ち
そんな当たり前のことを、すごくシンプルな形で
教えてもらったような気がしました。
15時〜22時まで、ずっと通しのボランティアでしんどく
ないか、他のボランティアの方に気にかけていただいたのですが、
よく考えると、あしなが活動時代、朝10時から
17時まで街頭募金でかなり一方的に訴え続けるあの過酷な
(もちろん重要な活動ですが)体験を思えば、こうして
直接コミュニケーションを丁寧にとれるという体験は
ものすごくありがたいものに感じて、疲れをほとんど
感じませんでした。
写真はおむすびと、スカイツリー(おじさんはスカイツリーの
雲の隠れ具合を見て、雨行きを判断しているというので!)
そして、帰り途に見た、雷門までの通りがきれいだったので
それもシェアします。
吉水さん、ひとさじの会のみなさま、貴重なご活動に参加
させてくださりありがとうございます。
みなさんも、毎月第一、第三月曜にひとさじの会の活動があるので
ご興味のある方はぜひ☆^^